観劇

【観劇レポ】神威少女パンク。「わ、ダメだよ」

【ネタバレ分離】 神威少女パンク。「わ、ダメだよ」の観劇メモです。

初回投稿:2026年04月20日 16時17分
最終更新:2026年04月20日 16時17分

公演前情報

公演・観劇データ

項目 データ
団体名 神威少女パンク。
炸裂春地獄公演
わ、ダメだよ
脚本 政木コヲタ
演出 政木コヲタ
日時場所 2026/04/16(木)~2026/04/19(日)
小劇場楽園(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

【首謀者】政木コヲタ【共犯者】神藤さやか 高見郁佳 雁木鞠 倉垣まどか ひなた菱咲
真っ直ぐ会話をせず理不尽な会話で追い詰めていく人見知り演劇媒体

神威少女パンク。

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

裏の裏の表の裏
表裏の裏の裏の表
見たいことと
見にくいことと
見えにくいことと
見せられないことと
おっとっとっとっとと
ダメだよ
ツラくても
楽しくても
二度見しなきゃ

ここはそういうお屋敷だから

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目 データ
観劇日時 2026年04月19日
12時35分〜
上演時間 115分(途中休憩なし)
価格 3600円 全席自由

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。

感想(ネタバレあり)

団体初見。ストーリーがよく分からないし上手く書けない。…多分、屋敷に住む父母娘の3人がいて…母が屋敷の使用人と駆け落ちした…のだが、周りの人々も含めて夢なのか現実なのか分からないひょっとしたらそれは盗賊かもしれない…的な話だとは思うも、全く自信がない。ストーリー性を強く伝えようとしている作品ではない気もする。むしろ演劇としての表現力が凄まじく鮮烈。どこかアングラなテイストもあるし、万人うけする作風ではないものの、ちょっと観てみてよ、と他人に勧めたくなる作品。チラシ等で感じる怖さ的なものは全くなく、むしろ演劇としては技巧も含めて曖昧さがなくしっかりしすぎている。

まず驚くのが、小劇場「楽園」の二面客席に向かう舞台面を、壁を立てて完全に二分した舞台。舞台を別ける壁には、ドアと、背伸びした位置に小窓がある。…要は楽園の2つある座席エリアのどちらかに座ると、座らなかったもう片方のエリカから見える光景は全く見えない。見えない部分は想像するかない。そういえば公式サイトに、舞台平面図が事前に掲示されていたが…平面図だけではその意味を汲み取れていなかった(「楽園」の柱に気を取られて、解釈しきれていなかった)。…そんな中、入り口付近の共用エリアと壁にあるトアで二つの空間を役者は行き来しつつ展開される芝居。片方が見えていなくても…いや劇中の台詞をうろ覚えながら借りると「見えないものを見る」舞台構成が緻密。アングラっぽい演技スタイルではあるが役者さんのレベルも高く、見えないものも、声や気配やその他のことで十分に想像できる作品。

団体のホームページのビジュアルにあるようなパンクな衣装とメイク(…ぅぅぅ語彙力のなさよ…)。もっとロックで破茶滅茶な芝居展開かなぁと思ったら、内容は、言葉遊び的なギャグを満載しているかなり深めの不条理演劇。例えば…「曖昧になってきた…いとうせいこうの本業くらい曖昧になってきた…(うろ覚え)」みたいなシュールなギャグ台詞を幾度も重ねながら、でも芝居の細かいセリフには別役実や野田秀樹っぽい影を感じる不思議。何か語っているようで、何も語っていないのだけれど、でも引いた目線で見直すと気になる台詞の「不条理のメチャぶつけ」と言った感覚。

今回は、楽園の空間の不自由さを逆手に取った芝居も、初見故に毎回こんな作風なのかは不明。久しぶりに、唯一無二の作風で芝居する団体に出会った感覚。結果115分。抽象的な話が続く手ので、純粋にちょっと長くて終盤観ていて疲れが溜まったものの、なんか物珍しい作風の団体見つけたなぁ…という嬉しくなる観劇体験だった。

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