<観劇レポート>久保と人間「やまいだれにやまいだれ」

【ネタバレ分離】
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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

団体名 久保貫太郎プロデュース~久保と人間~
やまいだれにやまいだれ
脚本 アオキ ヒデキ
演出 アオキ ヒデキ
日時場所 2019/05/14 (火) ~ 2019/05/19 (日) -- サンモールスタジオ

久保と人間?

こんな記載を見つけました。

クロムモリブデンの劇団員として活動してきた、役者 久保貫太郎が、劇団の無期限活動休止をへて、結成。
主に、久保と人間について考える団体です。

事前に分かるストーリーは?

劇団ホームページには、こんな記載がありました。

僕の病と君の病を交換しないかい?あの人はいつもそんな風に私を誘ってくる。私には病なんて無いのに。そうか病は気からって云うから気持ちの持ちようによっては可能なのかも知れない。あれ?こんな事を考えてる私はどこかオカシイのかしら!やっぱり交換してもらおうかしら!私の病だけ相手に押しつけることはできないかしら!こぶとりじいさんの様に!

観劇のきっかけ

チラシをみかけて、気になったのがきっかけです。

ネタバレしない程度の情報

上演時間・チケット価格・満足度

観劇した日時 2019年5月16日 19時30分〜
上演時間 97分(途中休憩なし)
個人的な満足度
CoRichに投稿
★★★★☆(4/5点満点)

客席の様子

男女半々。いろんな世代の方がいました。客席でのお客さん同士の挨拶をよく見たので、演劇関係者が多かったのかもしれません。

観劇初心者の方へ

観劇初心者の方でも安心して観られる舞台です。

観劇直後のtweet


ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

チラシのビジュアルしか見ていなかったので、「渡る世間は」的なコメディじゃないかな、と勝手に脳内で想像していたけれど。全く違った。割とシリアスで深めのお話。

ストーリー。結果的には、ある女性の頭の中の友達、イマジナリーフレンドを、彼女自身が殺す話。最初はサスペンスかと思いきや、論理的には説明のつかない妙な世界に徐々に引き込まれ。最後は頭の中の男を、自らが殺そうと試みる。結局は殺しても、またすぐに蘇って殺せない。「美容と健康のために、悪巧みをしましょう」とばかりに、その友達と悪巧みを想像して、イキイキとする女。…話だけ強引にまとめると、こんな感じ。

舞台に展開されていた話は、彼女の夢であり妄想だった、と解釈するのが順当だと思うのだが。途中、彼女の夢の中の人物がかなり唐突に「パラレルワールド」について語る。そこにヒントがあるようにも思う。夢の中で展開されている物語・・・、つまりは、抑圧された彼女の願望は、実現したかった世界。つまりは、人生のパラレルワールド。もう1つの人生、もう1つの可能性を、「悪巧み」という言葉で語っているのではないか。

結局人は、大きな「悪巧み」なんて実行せずに、可能性を捨てていく。何度も何度も、イマジナリーフレンドの誘惑に応えられず、殺す事で、人生の可能性を捨てていく。そんな、現実の世界の選択に対する、あきらめの切なさを描いているように受け取った。パラレルワールドにいる自分を思う切なさは、涙するというより、どこか「ニヤリ」とさせてくれる共感の感覚だった。

物語2/3くらいサスペンスっぽく、しかも淡々とした物語。ん?このままサスペンスで終わったら滅茶苦茶つまらないぞ、と思ったけれど。ラスト30分くらいで畳みかけてくる世界、世界観が、恐ろしいほどに鮮烈だった。もう少し、照明効果と舞台美術の自由度の高い小屋だったら、更に怖い世界観になっていたんじゃないだろうか、という思いを持った。笑のキレが、どこか中途半端だった気がするけれど、最後の世界観を立体化させるには、前半でドッカンドッカン受けたら、台無しになってしまうので、あえて抑えた演出だったのかもしれない。前半じれったいし、サスペンス劇をそのまま求める人もいるだろうから、好き嫌いが分かれる芝居かもしれない。

気になる役者さん。久保貫太郎、初めて観たけれど上手い役者さんだなぁ。ラスト、何度も殺されるシーンは、鳥肌が立った。松本紀保、美人だし、めっさ上手いな、と思ったらドラマなどでも活躍されている方。ファンになりそう。村上航、こちらもWikipediaに項目が。上手すぎる。國吉咲貴、鼻に抜けるような声が癖になりそう。暗転前にネコだか犬だかのぬいぐるみの角度調整するのが可笑しかった。

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チラシの裏
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舞台