まだ間に合う公演レポ(3日4時)
●10/23(日)まで 劇団た組「ドードーが落下する」
●10/16(日)まで KAAT神奈川芸術劇場 「夜の女たち」
●11/30(水)まで 楽市楽座「ゆりあげ」

<観劇レポート>吉祥寺GORILLA「夜鳴く鳥は朝に泣く」

#芝居,#吉祥寺GORILLA

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 吉祥寺GORILLA「夜鳴く鳥は朝に泣く」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名吉祥寺GORILLA
吉祥寺GORILLA第6回公演
夜鳴く鳥は朝に泣く
脚本平井隆也
演出平井隆也
日時場所2022/09/07(水)~2022/09/11(日)
王子小劇場(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

主宰・平井隆也が成蹊大学劇団円想者の卒業生と一緒に2019年6月に結成した演劇団体。
現在の劇団員は、平井隆也、平井泰成、中村緋那子、山下真帆、一嶋琉衣、日下麻彩、長友>美聡の7名。劇団員の多くが他団体と並行所属をしている。
東京・吉祥寺を拠点に活動しているが、公演会場は別の町ばかり。
旗揚げ公演『くるっていきたい』では女子プロレス団体の興亡、第2回公演『グロサリー』ではスーパーを中心に起きた殺人事件を描いた。
第3回公演『誰か決めて』で太宰治『人間失格』をモチーフに現代の若者を描き、佐藤佐吉賞2021優秀脚本賞を受賞。
第4回公演公演『溺れるように走る街』では深夜ラジオをモチーフに初めての群像劇に挑み、
第5回公演『茶の間が水浸し』でキャスト数20名の過去最大規模の作品に挑戦。

作品の特徴としては、過去と現在の対比を用い、辛い状況にある人間が自意識や真面目さゆえに狂いきれない姿を描く。
また、平井隆也が多くの現場で得た知識と経験を活かし、作品作りを行う。
演劇は、あくまでも俳優と一緒に作るものだと考え、俳優から出たアイデアを積極的に取り入れながら創作を行う。

吉祥寺GORILLA

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

ある夏の日、二つの事故が起きた。

島田達也が亡くなったホーム転落事故。
そして、高橋愛奈が亡くなった踏切事故。

この二つの事故には、
事件の可能性もあると警察は判断し、
関係する人物として春川駿介が確保された。

それから数年後、春川がいるという病院に
女性記者が訪ねてくるところから物語は始まる。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年9月9日
14時00分〜
上演時間105分(途中休憩なし)
価格3500円 全席指定

チケット購入方法

CoRichから予約しました。
当日受付でSuicaで決済して、座席指定された券をもらいました。

客層・客席の様子

男女比は6:4くらいで少し男性が多め。
様々な年代のお客さんがいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・シリアス
・会話劇

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

前回、観劇直前に不慮のアクシデントの発生で、観れなかった"きちごり"。今回は何事もなく、無事観れた。

ストーリー。売れない芸人と、それを支えるために風俗で働く女。芸人の男は、若干モラハラ・・・というかDVしそうな彼氏だけれど、女はそれでも幸せだった。その女に惚れて、風俗の客になり、果てにはストーカとなる、スーパーで働く冴えない男と。女の大学時代の"唯一の"友達で、売れない芸人を密かに好きでストーカーしていた女と。芸人の弟の、警察官。そしてその同僚の婦警官。風俗の同僚と店長と店員・・・。が織りなすドラマ。過去の自殺事件の振り返りを通して、それぞれの人間模様が見えてくる・・・と強引にまとめるとそんな話。

演劇としては悪くはないものの、ストーリーの強引まとめ、を書いていても、「どこかでみた事あるなぁ」な感覚があるお話。売れない芸人とその弟の警察官は、幼い頃に母親が父親から虐待を受けていて、それを「繰り返すまい」としているのだけれど、気がつくと「同じ事をしている」弟の芸人。アダルトチルドレン・・・みたいな言葉を持ち出すのもちょっと違う感覚で、人間、細かい事情は人それぞれあるのだろうけれど、それぞれの不幸みたいなものを描いていくお話。

いろんな人間模様が交錯するというより、1:1で会話するシーンが多いからか、それぞれの事情を断片的に繋げられたような感覚。結局、どこに焦点あてて観たらいいのかなぁ、というのが正直な所。絞るべき焦点を探していたら、ラストの「死の謎解き」に来てしまった感覚。描くべきテーマに比して、キャラクターというか、出演者数が多いかなぁ。しかも場面が多いわりに、傾斜の効いた舞台セットで、転換の速度も削がれている感覚。もう少し物語が絞れてたら、深みにはまって素直に観れたのになぁ、と。焦点を当てきれないでいたので、途中からそんな事を思った。

気になった役者さん。鳥居志歩、冒頭のシーンで精神科医と一緒に、ストーカーをしていたスーパーの男と話しているのだけれど。どこか「そこにいない感覚」があって、違和感をヒシヒシと感じてて。なんだろうなぁあの違和感、っていうのがずっと引っかかっていたのだけれど。ラストでしっかりと回収されて納得。警察官の兄に銃を突き付けられながらも、どこかその会話に笑わずにいられない様子が、髪で隠れた表情からたまに見えたのが、印象的だった。

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