<観劇レポート>あひるなんちゃら「エンケラドスの水」

#芝居,#あひるなんちゃら

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 あひるなんちゃら「エンケラドスの水」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名あひるなんちゃら
エンケラドスの水
脚本関村俊介
演出関村俊介
日時場所2023/01/19(木)~2023/01/22(日)
駅前劇場(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

2003年3月結成。東京を拠点に活動。初期はユニットとして活動し、2005年より劇団として始動。いつの間にやら、もうすぐ20周年。名前は聞いたことあるけど見たことはないとよく言われる劇団。いい加減に見に来てほしい。

あひるなんちゃら

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

あひるなんちゃらです。ずいぶん長いこと演劇を休んでいましたが、久しぶりに公演をやります。非常に敷居の低い演劇になっているはずですので、どうぞちょっとした息抜きに見てください。上演時間は80分程度を予定しております。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2023年1月20日
15時00分〜
上演時間80分(途中休憩なし)
価格3000円 全席自由

チケット購入方法

劇団のホームページから、R7 Ticket Serviceで予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。様々な年代のお客さんがいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・コメディ
・会話劇
・シンプル

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

遠くの星に生物が存在する可能性を、電波か何かで研究している研究室。教授?と、アルバイトが三人。ある日、アルバイトのムラタに、ノーベル財団からノーベル賞受賞の報が届く。幼馴染と一緒に、スウェーデンに行くも。実はその電話は、同僚アルバイトのイタズラだった・・・というお話。シチュエーションコメディだから、登場人物の置かれている状況には、そこまで意味はないかも。少し変な状況で巻き起こる淡々とした会話を、コメディにした作品。

あひるなんちゃらを観るのは、確か2度目。前回までは、自らの芝居を「駄弁芝居」って謳っていた気がするけれど、今回はその表現は見かけなかった。ただ、ある、一風変わったシチュエーションの中で起こる淡々とした会話を描いて、その中でクスクス笑う芝居。「駄弁」だと、どこかへ理屈っぽい要素が強かったけれど。今回はシチュエーションコメディで、私はこっちの方が好きかもしれない。ノーベル賞を受賞を信じるアルバイトもアルバイトだけれど、それに嫉妬する教授も教授。なんかよく分からないけれど、またーりと流れる時間の中、会話を片耳で聴きながらクスクス笑う芝居。独特な軽い空気感が面白かった。

観てて思ったのが、作品から感じる感情は全然違うのだけれど、どこかMCRに作風が似ているのかな・・・と思う(前回のMCR「無情」に出演していた篠本美帆、が出ているから・・・っていうのとはちょっと違う気もする)。MCRも、トツトツとした会話から、気がつくと、とてつもなく切ない感情の場所に連れていかれる。あひるなんちゃらも、トツトツとした会話が基本。とはいえ、どこかに連れて行ってくれるかというと、・・・どこにも連れて行ってくれない(笑)。ただ、この状況を傍から観て、笑ってくれればいい・・・という事を意図して作られているかはよく分からないけれど。何も考えずに見て、笑って。難しい事なんて何もなくて、さらさらと流れていく感覚。・・・MCRと似ているなーなんて事を思ったのは意外だっだけれど、そんな事を感じた80分だった。