【ネタバレ分離】 アーティストジャパン「アーネスト・シャクルトンに愛されて」の観劇メモです。


もくじ
初回投稿:2026年06月12日 0時34分
最終更新:2026年06月12日 0時34分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | アーティストジャパン |
| 回 | オフ・ブロードウェイ ミュージカル |
| 題 | アーネスト・シャクルトンに愛されて |
| 脚本 | Joe DiPietro |
| 演出 | 岡﨑 育之介 |
| 日時場所 | 2026/06/11(木)~2026/06/24(水) 東京芸術劇場シアターイースト(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
アーティストジャパンは、演劇・舞台芸術・イベントの企画・製作、
映像の企画のご提案ならびにキャスティングなどを行う会社です。
演劇・舞台芸術は、商業演劇、古典芸能、翻訳劇、ミュージカル、レビューなど、
幅広く行っております。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
仕事と子育ての両立に奮闘する睡眠不足のシングルマザー キャットが、出会い系サイトで20世紀を代表する伝説の冒険家アーネスト・シャクルトンと時空を超えて恋に落ちる‼奇想天外で独創的なミュージカル冒険劇‼
「ERNEST SHACKLETON LOVES ME」は、2017年にトニー賞のオフ・ブロードウェイ版ともいえる権威あるオフ・ブロードウェイ・アライアンス最優秀ミュージカル賞を受賞した作品で、日本初演となる今回、小田島恒志の訳で上演が決定しました。
出演は紫吹淳・伊原剛志 実力派俳優の顔合わせで、2人が電子ヴァイオリンやバンジョーを劇中で演奏し歌いまくる見どころ満載な作品です。
映像とのリンクもある新しい作風で、演出は2025年にヒットした映画「うぉっしゅ」で注目の若手映画監督・岡﨑育之介が、演劇の演出に初挑戦。さらに音楽監督の中村匡宏が生演奏で指揮をとる日本オリジナル演出で、お楽しみいただきます。
キャットとシャクルトンが苦境に立った時、見えてきたのは「一筋の希望」。それは人生に遭難しても生還する術を教えてくれ、ネバーギブアップ精神と前進あるのみで突き進む力。笑いと希望に満ちたパワフルな本作、観劇後には明日への活力がみなぎります。キャット役の紫吹淳は、元宝塚歌劇団月組トップスター。今年で退団して22年、女優デビューを果たして20年を超えた。
3年前に放送されたBS-TBS連続ドラマ「ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~」では、主役の星野あかり役を演じた。シェーカーを振ってカクテルのうんちくをかっこよく語る、銀座の老舗バーのバーテンダーでありながら、家では子育てに奮闘するシングルマザーをコミカルに演じ、好評を博した。今回のキャットも、キャリアと子育ての両立に奮闘するシングルマザー。電子ヴァイオリンを弾きながら歌いっぱなしというパワフルな役どころ。今年は芸能生活40周年にあたり、さらなる挑戦と飛躍に向かって奮闘する姿はキャットそのものといえます。
アーネスト・シャクルトンと、キャットの夫の役を演じるのは、伊原剛志。
クリント・イーストウッド監督のアメリカ映画「硫黄島からの手紙」の西 竹一役で好評を博し、国内外で活躍中。
海外作品に適した風格を持ち、かつコメディセンスあふれる希少な俳優。
昨年公開の主演映画「ら・かんぱねら」ではピアノを猛特訓し、YouTubeでピアノへの挑戦の様子を公開。本作では劇中に弾くバンジョーとギターにチャレンジ‼
ネバーギブアップの精神は、さながら探検家で英雄のサー・アーネスト・シャクルトンそのものと言えます。実力派俳優と、若手クリエイターたちが挑む、全ての人達へエールを贈る新しいミュージカル。お見逃しなく‼
■STORY
子育てとビデオゲーム音楽の作曲家としてのキャリアの両立に奮闘する睡眠不足のシングルマザー、キャット。ある夜更け、出会い系サイトに自己紹介動画を投稿したキャットのもとに突然、20世紀を代表するリーダーと称される南極探検家のサー・アーネスト・シャクルトン(1874-1922)から返信が届く。南極で船が難破し流氷の上で身動きが取れなくなったシャクルトンは、時空を超えて彼女にアプローチ、壮大な冒険の旅へと誘う。
二人の「冒険」が始まるが、型破りなシャクルトンに、今まで自分をおさえて生きていたキャットは魅かれていく…思いがけないことに、二人はお互いの中に自らを照らし導く光を見いだすのであった。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2026年06月11日 19時00分〜 |
| 上演時間 | 105分(途中休憩なし) |
| 価格 | 9000円 全席指定 |
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
アーネスト・シャクルトンに愛されて
ストーリーは事前紹介の通り。ヒッピーとの間にできた子供を抱えたまま、シングルマザーになったキャット。前衛的な音楽をやっているが売れない…。そんな中、マッチングアプリに登録したら、南極大陸を探検しているサー・アーネスト・シャクルトンと何故かマッチング。冷蔵庫から出てきた彼と、南極大陸から脱出する旅に出る…という、夢だか現実だか分からない何かを見た…というお話。
作品初見。星は3か4か悩んで4。Off Broadwayで人気だったという作品だが、…まあ随分と直球ストレートな比喩…というか直喩というか…な話を持ってきたなぁ…という感覚。シングルマザーになったキャットの苦しみを、探検家との突飛なマッチングと冒険に例える。あるいは、現実逃避的な空間として、冒険の世界を展開する物語。主人公が芸術家だから、どこかミュージカルの作者自身を投影している気もするが…この部分だけを考えると「ヒネリがない」作品。
テーマとしてはミュージカルの王道、虐げられた女性の発起話。最後にヒッピーの夫…というか子供の父親を追い出すあたりは、どこかミュージカル「ウェイトレス」に構造が似ている気がしなくも…なくもなくもない。あまりにも開けっぴろげな対応関係に驚き。観ていると何だか気恥ずかしくなってしまうくらいの直球の比喩に、ちょっと目がクラクラする。女性の自立…ミュージカルではベタなテーマではあるものの、確かにある種の感動はある。ただ同時にとてもナルシスティックというか…そんなに短絡的な物語で良かったんだっけ?…みたいな事も同時に感じてしまう。困ったどうしたものか…なんて事を観ながら感じてしまう舞台だった。
後方スクリーンに流れるCGっぽい映像やPC画面を比較的大きめなスクリーンに投影する演出で、想像の世界を映像として見せてくるのだが…2017年初演の時もこんな演出だったのだろうか。南極の海を旅する物語は、映像にせずに客に想像させた方が良いと思うのだか、、、なぜ具体的に見せるのだろう。日本に持ってきた際に作品の肝になりそうな演出要素をスポイルしちゃったのかもなぁ…なんて予想もしてみたり。少なくとも後方スクリーンの映像は不要だよなぁ。客に想像させることが重要なテーマな気もするし。何となく生成AIかなぁ(勝手な予想)の映像か多かったのもちょっと不自然に思い。



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