もくじ
初回投稿:2026年09月11日 17時12分
最終更新:2026年09月11日 17時12分
公演前情報
公演・観劇データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 団体名 | はちどり空港 |
| 回 | 第5回公演 |
| 題 | ルナナン |
| 脚本 | 喜田裕也(はちどり空港) |
| 演出 | 喜田裕也(はちどり空港) |
| 日時場所 | 2026/09/09(水)~2026/09/13(日) 雑遊(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
はちどり空港とは?
関西学院大学の演劇サークルで
活動していた4名が東京で結成。
鳥や飛行機のように俯瞰した目線で、
常識とは何かを見つめなおすことを目指して
日々作品づくりを行っています。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
夜間工事が進む、閉園後のテーマパーク。
パークのキャラクター、ルナナンに魅せられた葵は「中の人」に会いたいー心で、閉園後のパークに忍び込んでしまう。一方、先代社長の遺志を継ぐはずの子どもたちは、テーマパークの経営方針を巡って衝突していた。
子どもたちは父の真意を確かめるため、彼が作った隠し部屋があるという「ラビラビラビリンス」へと向かう。
しかし、度重なる拡張工事により複雑怪奇な構造と化したラビリンスには、夜な夜な何かが彷徨っているという噂が作業員たちの間で囁かれていた…。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
| 項目 | データ |
|---|---|
| 観劇日時 | 2026年09月11日 14時00分〜 |
| 上演時間 | 95分(途中休憩なし) |
| 価格 | 4000円 全席自由 |
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
ルナナン
ストーリーは団体紹介の通りなのだけれど…ラビラビラビリンスを工事している作業員の片方は実は未来から来た厚生労働省の役人だったり、テーマパークのキャストだったり…が出てきて、何故かラビリンスの地下を目指す物語。亡くなってしまった先代社長の最初の娘ヒカリ…あと取りの姉弟からすると死別した姉…は実はルナナンというウサギのキャラクターの中で生きていて、実は彼女も未来からやってきた…というお話なのだと思うけれど、書いていてちょっと自信がない。
団体初見。物語全体がSFとファンタジーの中間とでも表現したらよいのだろうか。不思議な物語で何とも説明が難しい。「ああなってこうなって」とストーリー説明することにあまり意味を感じないのだけれど、最も骨格の部分だけを書き下すなら「遊園地の創業者の最初の娘が亡くなってルナナンとして蘇って、彼女の幼い頃の友達がそのルナナンに魅せられて、結果として幼い頃のヒカリに会いに行く話…」だろうか。ひょっとすると客側にも理路整然とした理解を求めていない物語かもしれない。
ファンタジーを前面にした作品だと解釈するなら、理路整然の理解を必ずしもしなくてもいいのだろう。ただ、タイムトラベルなどのSF要素もあるのでそのあたりの「からくり」はもう少しちゃんと理解したい欲求があるが、光る瓶(水筒?)とタイムトラベルの関係などはイマイチ感覚的な理解が出来なくて困る。作品全体通して「スッキリしない、整理されていない」感覚がつきまとい続ける、いわば粗削りな物語の完成度なのは残念なのだけれど。
個々のシーンや会話の機微が魅力的で観ていて飽きない。葵とヒカリ、葵とテーマパークスタッフのいちか、作業員の二人、経営3人組の会話が、観ていてそれぞれに面白い。途中から全体のお話よりも、会話を楽しむ事に主眼を移して観劇している自分がいる。役者の演技も良く、演劇としてはとてもしっかり作られている感覚。たまたま客席にいた知り合いの話によると、今回は以前の作品と作風を変えている…という事らしい。実験的な舞台だったのかなぁなんていう事を思う。
桑田佳澄の幼い子供の演技はもう堂にいっている。ルナナンの着ぐるみの扱いも上手く逆光の光の中に立つのが印象的。ルナナンに魅せられてしまった小野瑞季演じる葵が、テーマパークに出入り禁止になるのを恐れて動悸が激しくなるのが妙にリアルで記憶に残る。




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