<観劇レポート>制作「山口ちはる」プロデュース「THE LAST SHOW」

#芝居,#制作「山口ちはる」プロデュース

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 制作「山口ちはる」プロデュース「THE LAST SHOW」の観劇レポートです。
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公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名制作「山口ちはる」プロデュース
制作「山口ちはる」プロデュース
THE LAST SHOW
脚本山崎洋平(江古田のガールズ)
演出山崎洋平(江古田のガールズ)
日時場所2022/03/02(水)~2022/03/06(日)
新宿シアタートップス(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

制作「山口ちはる」プロデュースとは

2017 年からスタートさせ、月に 1〜2 本の驚異的なペースで公演をプロデュースしている。

結成5年目。
現在 50 回以上の公演を行っている。
2020 年には2カ月連続本多劇場公演を行う。
固定のジャンルにこだわらず、様々なことに挑戦を続けている。舞台演出家以外にも「映画監督」に作・演出をお願いし舞台制作なども行っている。

制作「山口ちはる」プロデュース

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

東京都新宿区内にある葬祭会館の式場。
ある3流女性アイドルが突然この世を去った。
舞台は、彼女の葬式会場である。

開式の時刻を間近に控え、粛々と準備を進めている葬儀屋たち。
と、そこへもたらされる一つの大問題――それが何かは、決まっていないのではなく、敢えてここでは伏せておこう。劇場に観に来て欲しい。
とにかく、「なんでこんなことに」と頭を抱える葬儀屋たち。

ロビーにはもうファンたちが、弔問客たちが、マスコミたちがいるというのに……さあ、どうする葬儀屋たち。
葬式は、もう始まる。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年3月4日
14時00分〜
上演時間100分(途中休憩なし)
価格4300円 前売り 全席指定

チケット購入方法

CoRichの予約ページから予約しました。
当日、受付で現金でお金を支払いました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。様々な年代層の客がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・コメディ
・笑える
・会話劇
・ドタバタ

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは事前紹介の通り。・・・アイドルは死んでいない。死亡説が流れて営業妨害されたので、葬式の場で「生きているよ」と登場して驚かせる、という事務所の社長の思い付きだった。それを知った葬儀社は、ヤバいと気づいて止めさせようとするけれど、アイドルのファンやマスコミを前に、社長は雰囲気に押されて本当の事を言えない。そんな中、アイドルはアイドルをやめると言い、葬儀場の所長の娘は茶々を入れ、アイドルの元相方は血相を変えて乗り込んできて・・・というドタバタコメディ。

作演出は、江古田のガールズの山崎洋平。・・・江古田のガールズ、実はまだ観た事がない(コロナで中止になった公演、観たかったけれど)。今回の作品が、江古田テイストなのかは分からないけれど、はじめて観る世界。どう考えてもシチュエーションコメディで、テンポの良い流れに、グイグイと引き込まれていくんだけれど、笑いはそれ程起きない。たまに、細かい台詞がはまって笑ってしまうのだけれど、それも割と稀。コメディで面白いのに、笑いが起きないっていうちょっと不思議な体験だった。

コメディの要、シチュエーションの緻密さの点では、ちょっと小首をかしげる。事務所の社長がいくら抜けていても、葬式の真似事をする・・・なんていうのはちょっと突拍子もないきがするし、設定の妙で笑わされる感覚ではないものの。出演者の演技が緻密で魅力的で、舞台の世界に出てくキャラクターの良さを楽しんでいる感覚が強かった。数えてみると、19人も役者が出ているが、そんな感覚が全くしない。100分の中で一人ひとりのキャラクター付けがしっかりしている。それが芝居のテンポの良さと相まって、魅力的に映る作品のかな、と思った。

たくさん役者さんがいて対応関係間違ってるかもだけど、気になった役者さんメモ。緒方晋、劇団チョコレートケーキや、庭劇団ペニノで拝見している役者さん。コメディでも、味があってうまいなぁ。ついつい、何しているのか目で追ってしまう。丹下真寿美。所々に炸裂する関西弁と、布団で横になってるアイドルに馬乗りしているのが印象的。瀧澤依由、気が弱そうなのになんか目で追ってしまう存在感。真剣白刃取りでぶっ叩くのいいな。真心、あのカツラ姿はちょっと無残だけど笑わせてもらう。青木ラブ、すごい嫌な奴ってのが全身から滲み出てる。長尾友里花、身のこなしの軽さが観てて気持ちよかった。