<観劇レポート>動物電気「肉のマサオカ」

#芝居,#動物電気

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 動物電気「肉のマサオカ」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名動物電気
動物電気2021初夏公演
肉のマサオカ
脚本政岡泰志
演出政岡泰志
日時場所2021/06/05(土)~2021/06/13(日)
駅前劇場(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

1993年、明治大学演劇サークルOBの政岡泰志、小林けんいち、高橋拓自、森戸宏明、姫野洋志らを中心に結成。
第1期~第4期オーディションを経て現メンバーに至る。人情喜劇をベースにしたストーリーを時にはプロレスを彷彿とさせるほどフルに体を駆使しながら展開。
小林けんいちのやられ役&ふんどし姿、高橋拓自のドロップキック、政岡泰志のおばさん役、森戸宏明のうさんくさい男などの「お約束ギャグ」も特徴。
昭和のニオイを残し、笑って泣ける舞台こそ”動物電気”である。

動物電気

事前に分かるストーリーは?

ストーリーに関する記載は見つけられませんでした。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2021年6月9日
19時30分〜$$
上演時間115分(途中休憩なし)
価格3000円 全席指定 tktsで購入

チケット購入方法

当日券だったので渋谷のtktsで購入しました。

客層・客席の様子

男女比は5:5。年齢層は様々でした。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・コメディ
・笑える
・会話劇
・にぎやか

観た直後のtweet

映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

もう20年くらい前から名前だけは知っていた、動物電気。観たいと思って観れてなかったが、やっと念願かなって観劇。とはいえ、劇団の作風とかは全く知らずで、劇団の名前からは小難しい話をやるのかな、と思っていたのだけれど。・・・まさかドストライクなコメディだとは思ってなかったので、意外。緻密に創り込まれたちょっとお下品なコメディ。2時間、頭の中空っぽにしながら観た。楽しかった。

吉本新喜劇と言うのか、ドリフターズのコントというのか、どこかそんな雰囲気のある舞台。コロッケなんかも売っている町のお肉屋さんが舞台。そこに出入りする人々を、人情交えて描きながらも、笑かす。と、書いてて改めて思う。やっぱり、とても新喜劇っぽい。

毎公演の定番の笑いなのか、客席からは馴染みのものを観る時の、暖かい笑いが漏れたりする。でも、決して内輪ウケとかではない。堅実な笑いが、型としてしっかりと確立していて、1つの様式美にさえなっている感覚。下品なネタも出てくるけれど、その型の中にいるので、とても心地いい。コロナでなければ客席乱入とかもあるようだけれど、それでも多分心地いいんだろうなぁというのを想像したり。動物電気が、毎回、今回のような作風なのかは知らずだけれど。なんとなく、毎回こんな感じなんじゃないかな、という気もする。

みこすり半劇場とか、Mr.オクレとか、美味しんぼの京極さんとか、パロディや小ネタ満載(いやー、京極さんの出てくる美味しんぼ「鮎のふるさと」を思い出したよ)。ただ、他の劇団・・・コンプソンズやPeachboysなんかを見ていてもそうだけれど、中々どうしてパロディで笑いを取るのが難しい世の中なのかなぁ、と思う。世代のギャップなのか、客層が広いとなかなかパロディがストライクの笑いにならない難しさがあるのを、ふと感じたりもした。・・・久々にMr.オクレを思い出して、手叩いて一人で笑ってる私。あれも定番ネタで、毎回出てくるのだろうか。

ドストライクのコメディだけれど、脚本の言葉選び…というか、センスというのか、セリフにコメディ独特の嘘くささ、みたいなものが少ないのも心地よかった。

印象に残った役者さん。政岡泰志、以前、なかないで毒きのこちゃんに客演しているのを拝見してた。安定して舞台を回している感覚が心地いい。小林けんいち、もう訳わからない。訳わからないのだけれどいいな。帯金ゆかり、占い師?ぶっ飛んでる。あまりに脚を広げるものだから、スカートのレースが破れるんじゃないかと見ている方がヒヤヒヤする。