<観劇レポート>虹の素「失恋博物館 Ⅶ」

#芝居,#虹の素,#失恋博物館

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 虹の素「失恋博物館 Ⅶ」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名虹の素
失恋博物館 Ⅶ
日時場所2022/12/21(水)~2022/12/25(日)
スタジオ「HIKARI」

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

Shine the tears.
涙を輝かせる
生きるってことは、こころが動くこと。

私たちの上に広がる空のよう に、絶えず移ろい変わりゆくこと。
晴れの日や、曇りの日や、雨の日があること。
雪の日や雷の日があって、そして時々、奇跡のように虹がかかること。

優しく温かい光だけでは虹はかからない。
冷たく悲しい雨だけでも虹はかからない。
その両方が合わさった時に、そこに虹がかかる。

​笑いたいときに笑うのだから、泣きたいときは泣いたっていい。​
だから、雨だって降ればいい。そこに光がさせばいい。その涙も、輝けばいい。

​>明日は今日よりもいい日に決まっている。って、ずっと思って生きている。
すべての人がそうであってほしいと願っているし、そう思ってほしいと祈っている。
キレイごとに聞こえてしまうかもしれないけれど、
みんながハッピーで、笑っていられる世界になればいいと本気で思う。

​恨みや憎しみで傷つけあうことだけはしたくない。
愛だけで、つくりこもう。

虹の素

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

短編集
失恋博物館 Ⅶ
〜 それでもこの美しき世界は変わらず進み続けるから、
私はこの愛すべき日々の途中で泣きたくなる。泣きたくなる 〜
すべての愛の行き着く先は、哀しみ。

​>かなしみの伴わない愛なんて、世界中のどこを探しても存在しない。

かなしいということは、そこに愛があったということ。
だとしたらきっと、ここは愛の墓場なのかもしれない。

​>悲恋だけでなく、くすっと笑ってしまうものや、心温まる物語まで。
甘くほろ苦く、観終わった後に優しい気持ちになれる、「切ない」短編集シリーズ。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年12月23日
18時00分〜
上演時間各パート約45分×3パート。休憩込 計165分くらい。
価格4000円 全席自由 3パート通し価格

チケット購入方法

劇団のホームページからのリンクで予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。
様々な年代層の客がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・泣ける
・笑える
・ハッピー

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(5/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

4回目。一度、直前に予定が入ってしまって、行けなかった年があったけれど・・・、もう毎年の風物詩、と言ってもいい。今年は、青少年センターHIKARI。クリスマスイブイブの夜はここで過ごす。今年も、これまでの作品同様、いつもの観劇スタイルは変わらず。どこに座ってもいい。移動してもいい。どこで芝居がはじまるかは、(事前に大まかな案内はあるものの)分からない。いつもの通りの、よい夜でした。

来年は、虹の素は『雨上がりには好きだといって』を毎月公演するらしく、「失恋博物館」の開館はナシ、とのこと。ワガママを言わせてもらえば、来年もやって欲しいのだけれど。再来年、また開館されるのを待つことにする。

今年は、3パート。計165分。私の観た日は、「星」「音」「虹」の順の上演。それぞれの作品の事を簡単にメモに残しておく。

「星」パート

星パート全体が、豪雨の日に避難所に集まってきた人々の、夜の語りを作品にしている。

「ドッグハウス・カー」

震災で覚醒した老いた犬が、避難していた車の中で飼い主を励まし続けた話。冲方丁「もらい泣き」の短編をベースにしたらしい。だいぶ昔に見た「いぬのえいが」の一編を思い出す。

「あなたの失恋、飾ります」

避難所での、インプロ劇。どちらかというとコミカル要素が強いけれど、避難所の夜の千夜一夜みたいで雰囲気良し。

「地球生まれのあなたへ」

震災の後、死んでしまった妻から、自分の名前のついた「星」を受け取った話。こちらも、冲方丁「もらい泣き」の短編をベースにしたらしい。しんみりと涙。満天の星は、KAATでもおめにかかったものかな。

「音」パート

「アンケート File.6」

恒例のアンケート。あれ、今年はアンケートよりも、「妹Love」な要素の方が強かった気がするけれど、解釈あってるかな。

「Beautiful world」

アラサー?なライターの、問わず語り。理想と現実との狭間の感触がよい。

「あかいくつ、譲ります」

社交ダンスを目指した好きな人に、毎年あかいくつを作り続けた男と、それを支え続けた女の話。夫婦の事は、夫婦にしか分からないよなぁ、なんて事を考えながら、老女になった女に思いを馳せる。「あかいくつ」の話を下敷きにしているかな。

「虹」パート

「Design & Reason」

全編のながに散りばめられるお話。「失恋博物館Ⅳ」で、Resonの方だけ観たのを鮮明に覚えていて、そのうまれてきた子供側の視点を加えた作品。同じような経験しているからなぁ。涙腺がヤバイ。

「失恋の味」

告白合戦・・・みたいなお話。コミカルだけれど、甘酸っぱい感じもあり。観てて楽しい。

「First love」

Twitterのコメントを観ていると過去の再演らしいけれど、私は初見。私的には、この作品が一番良かった。自殺してしまった・・・という事実はとても重いのだけれど、でも、あの二人の関係性と、時間が経った後のふたりの微妙な間合い・・・っていうのは、よく分かる。

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