まだ間に合う公演レポ(29日6時)
●11/2(火)まで 劇団印象-indian elephant-「藤田嗣治〜白い暗闇〜」
●11/30(火)まで 楽市楽座「うたうように」

<観劇レポート>屋根裏ハイツ 「パラダイス」

#芝居,#屋根裏ハイツ

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 屋根裏ハイツ「パラダイス」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名屋根裏ハイツ
6F シリーズ|加害について
パラダイス
脚本中村大地
演出中村大地
日時場所2021/02/05(金)~2021/02/09(火)
STスポット(神奈川県)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

2013年、中村大地が演出を務める演劇カンパニーとして仙台を拠点に設立。
少数のメンバーで話し合い、常に疑いの眼差しを演劇へ向けながら試行と実験を繰り返し、人が生き抜くために必要な『役立つ演劇』を創出することを目的とする。
最終的には家を建てたい。

屋根裏ハイツ

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

今より遥かに人口が減った日本。空き部屋が目立つようになった郊外の団地は、小さな病院や売店を団地内に併設させ、介護が必要な人々を積極的に招き入れる簡易的な老人ホームのような役割を持つようになっていた。最寄り駅からは随分と距離があり、バスを使っても30分近くかかるそこは陸の孤島とも呼ばれていたが、団地周辺で暮らすだけでも、多くを望まなければ事足りた。
住人を介護するある子どもが財布も携帯も家においたまま、家を飛び出してから2日が経った。団地を管理するスタッフが集まって、居住者が新たに逃げ出さないように管理を強化しようかと話し合っている。
午後。集会場の常連はぼんやりと座っている。外で子どもがはしゃいでいる。映画を見に街へ出かけようと考える住民がいる。
未来の理想的なコミュニティとはなんだろうか? 分断と分断の間にある、暮らしの営為を想像する、「シリーズ:加害について」第二作。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2021年2月6日
13時00分〜
上演時間100分(途中休憩なし)
価格3000円 全席自由

チケット購入方法

公演ホームページから、Peatixのサイトで予約・決済しました。
当日、アプリに表示されたチケットを見せて入場しました。

客層・客席の様子

男女は6:4くらい。様々な年代の方がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・会話劇
・シンプル

観た直後のtweet

映像化の情報

情報はありません。

満足度

★★★★★
★★★★★

(2/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

いわゆる「静かな演劇」系の芝居だと思う。自然な会話の切り取りから、何か情景を浮かび上がらせる物語。どうやら、健忘症のような男性が暮す団地のような施設の、集会室。そこに集まる職員や、住民?の会話。ストーリー含めて、特に事前に情報を入れなかったので、おぼろげに分かる、この空間の置かれている状況。

健忘症?の人(だけでもなさそうだけれど)とかが、守られながら暮らす?「施設」。施設にしては、何だか管理がユルッとしている面もありそう。反面その管理が、直前に起こった事故をきっかけに締め付けられる方向に向きそうな雰囲気もある。その流れなのか、住人の一人、健忘症の人を部屋に閉じ込めてしまう事で、ちょっとした事件が起こったり。時代は近未来っぽいけれど、「保育園の園児たちがカートに乗せられて散歩している様をここ何年かで見かけるようになった」、というのは、この芝居を観ている40代の私の感覚にも合致したりしている(私の感覚だと、見かけるようになって10年は経っているように思うので、過去の一場面?)。施設の人、登場するのは1人?。1人、街まで映画を見に行くと言っていて、近々に関西出張のある人もいるが、この施設の中でどのような役割をしめているのかが分からない。・・・そんな人々の集会室での午後のひと時を切り取った物語。

見ている空間が、自分の想像できる空間と全く繋がっていかなくて、ちょっと観ていて辛いなぁ、という感覚を否めなかった。表現として提示している以上、その空間がどうしてそうなっているのか、何がしかの手がかりだったり、想像のヒントみたいなものが欲しい、と思うのだけれど、そういったものがあまり提示されていない。観ていて、観客側の想像力があまり刺激されないので、目の前で展開されている状況が全てになってしまう感覚。帰宅後、ストーリーらしきものの記載に気が付く。事前にストーリーを読んでいけば、もう少し違ったのかもしれない、という想いも産まれてくるも。やっぱり、だから何なんだ、という感覚が強い作品。自分にはちょっと退屈だった。

加えて、演劇作品のジャンルとしては、かなり会話劇の要素が濃いはずなのに、不自然だなぁ、と感じる部分が多い。その日の朝にあった入院に関する事件の話も、勢いで取ってしまった電話での会話も、どういう訳か説明の、長ゼリフのように聞こえてしまう。施設での生活の描写だから、そういう不自然さを狙った演出なのかもしれないけれど、私としては、静かな演劇の会話が不自然、という珍しいケースに当たってしまって、どう解釈したらよいのか、という戸惑いに拍車をかけられた感覚だった。

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