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<映画レポート>「くれなずめ」

#映画

【ネタバレ分離】昨日観た映画、「くれなずめ」の鑑賞レポートです。

映画基本情報

タイトル

「くれなずめ」

2021年製作/96分/G/日本/配給:東京テアトル

キャスト

吉尾:成田凌/明石:若葉竜也/ソース:浜野謙太/大成:藤原季節/ネジ:目次立樹/欽一:高良健吾/弘美:飯豊まりえ/愛:内田理央/小林喜日/都築拓紀/城田優/前田敦子/滝藤賢一/近藤芳正/岩松了/パパイヤ鈴木

スタッフ

監督: 松居大悟 /脚本:松居大悟/製作:森田篤,佐々木卓也,太田和宏,村上正樹,宮前泰志/プロデューサー:和田大輔/協力プロデューサー:永田芳弘/アシスタントプロデューサー:横山一博,狩野修吾/撮影:高木風太/照明:秋山恵二郎/録音:竹内久史/装飾:酒井拓磨,森公美/スタイリスト:望月恵/ヘアメイク:寺沢ルミ/持道具:谷中太楼/小道具:谷中太楼/カラリスト:高橋直孝/編集:瀧田隆一/音楽:森優太/主題歌:ウルフルズ/振付:パパイヤ鈴木/音響効果:松浦大樹/VFXスーパーバイザー:オダイッセイ/キャスティング:門田治子/助監督:山田一洋/製作担当:白石治

公式サイト

くれなずめ
(公開後、一定期間でリンク切れの可能性あり)

映画.comリンク

作品解説

「アズミ・ハルコは行方不明」「君が君で君だ」の松居大悟監督が、自身の体験を基に描いたオリジナルの舞台劇を映画化。6人の仲間のうち、主人公・吉尾和希を成田凌、舞台演出家として活躍する藤田欽一を高良健吾、欽一の劇団に所属する舞台俳優・明石哲也を若葉竜也、後輩で唯一の家庭持ちであるサラリーマン・曽川拓を浜野謙太、同じく後輩で会社員の田島大成を藤原季節、地元のネジ工場で働く水島勇作を目次立樹がそれぞれ演じる。

あらすじ

高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興をするため5年ぶりに集まった。恥ずかしい余興を披露した後、彼らは披露宴と二次会の間の妙に長い時間を持て余しながら、高校時代の思い出を振り返る。自分たちは今も友だちで、これからもずっとその関係は変わらないと信じる彼らだったが……。

満足度

★★★★★
★★★★★

(4.0/5.0点満点)

鑑賞直後のtweet

ここから先はネタバレあり。注意してください。

感想(ネタバレあり)

面白かった。すごく演劇的な作品だな、と思った。居ないはずの友達が、そこにいる。ずっと寄り添っている、付きまとってる。その不思議な状況を、追憶とか、こだわりとか、後悔とか、絆とか。そういう映像にし難い感情を描く道具にしている。ラスト近くの完全ファンタジーの箇所までのたどり着き方が、小劇場作品を観ているかのよう。実際、この作品は舞台化も出来るんじゃないかなぁ。いや、場面が変わる事で物語を進めていくから難しいかな。

削ぎ取り方がいい。実際5人が今何をしているのか、みたいなことは、実はよく分からない。目次立樹が演じる水島勇作、皆から「ネジ」と呼ばれているけれど、どうしてネジなのか、この感想を読むときにストーリーを読んで初めて分かった。それ以外も、5人のバックグラウントは、実はおぼろげにしか分からない。語られていない。・・・それも当然で、大事なのは5人が何をしているかじゃない。5人が、突如、もういなくなってしまった和希の事を思い出す事。ビスケットを拾って3秒ルールで食べた時に、和希の事を思い出すシーンがあったけれど、あのイメージ。そこまで削ぎ取り削ぎ取って、追憶を描いているのが良かった。

死因が何なのかが、割と最後の方までハッキリしないのが、緊張感を維持する要素にはなってるけれど、最終的には、ちょっと残念な引っ張り方でもあった。いじめで自殺したのか、とか、バスの事故なのか、とか、見ていると頭によぎってしまう。そういう可能性は最後、ちょっとしたセリフで排除されるけれど、「深刻な背後がある物語」を客が考えざるを得ないのは、ちょっと勿体ないかなぁ、と思ったり。

前田敦子が、存在しないはずの和希に、啖呵を切るシーン。去っていく後ろ姿に、「幸せになれよ」って言って…みんなも感動で終わるかな、と思ったら、ズンズンと戻って文句垂れるシーンがいい。映画館、10人くらいしか見てない回なのに、みんな思わず爆笑していた。

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