<映画レポート>「天国にちがいない」
【ネタバレ分離】昨日観た映画、「天国にちがいない」の鑑賞レポートです。
もくじ
映画基本情報
タイトル
「天国にちがいない」
2019年製作/102分/G/フランス・カタール・ドイツ・カナダ・トルコ・パレスチナ合作/原題:It Must Be Heaven
配給:アルバトロス・フィルム、クロックワークス
キャスト
エリア・スレイマン/タリク・コプティ/アリ・スリマン/ガエル・ガルシア・ベルナル
スタッフ
監督: エリア・スレイマン /製作:エドアール・ウェイル,ロリーヌ・ペラッシ,エリア・スレイマン,タナシス・カラタノス,マーティン・ハンペル,セルジュ・ノエル/脚本:エリア・スレイマン/撮影:ソフィアン・エル・ファニ/編集:ベロニク・ランジュ
公式サイト
天国にちがいない
(公開後、一定期間でリンク切れの可能性あり)
映画.comリンク
作品解説
「D.I.」の名匠エリア・スレイマンが10年ぶりに長編映画のメガホンをとり、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で特別賞と国際映画批評家連盟賞を受賞した作品。
あらすじ
スレイマン監督は新作映画の企画を売り込むため、故郷であるイスラエルのナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る。パリではおしゃれな人々やルーブル美術館、ビクトール広場、ノートルダム聖堂などの美しい街並みに見ほれ、ニューヨークでは映画学校やアラブ・フォーラムに登壇者として招かれる。友人である俳優ガエル・ガルシア・ベルナルの紹介で映画会社のプロデューサーと知り合うが、新作映画の企画は断られてしまう。行く先々で故郷とは全く違う世界を目の当たりにするスレイマン監督。そんな中、思いがけず故郷との類似点を発見する。
満足度
(2.0/5.0点満点)
鑑賞直後のtweet
映画「天国にちがいない」
チラシも綺麗だったけども、映像も綺麗。でも、意味がわからない。映像綺麗で、一見物語っぽいので、飽きるわけじゃないけど。ここまでわからないのは、初めてかもしれない。パレスチナ、パリ、ニューヨークの三都物語。何か前提事項を知らないのかな。 pic.twitter.com/20lnTnUoUC— てっくぱぱ (@from_techpapa) February 12, 2021
感想(ネタバレあり)
映像は、めちゃ奇麗。イスラエル、パリ、ニューヨーク。どのシーンも、一時停止して印刷したら、絵葉書になるような奇麗さ。でも、ストーリーは、訳が分からない。意味不明レベル。
映像は本当に奇麗。スレイマン監督自身も、ボーっと突っ立ってるだけなのに、画になる。一コマ一コマが、本当に奇麗。チラシも、三パターンくらいあって。どれも手元に残しておきたいくらい、奇麗。ホントに奇麗。
ただ、事前の「あらすじ」にある、映画を売り込みに行く、なんていう雰囲気は、映画全体からして微塵もない。まぁ一応、そんなシーンも取ってつけてあったけれど。何がしたいのか。よく分からない。私が、何か前提としている事実を知らないのかな、と思った。いろいろと感想を読んでみても、「イスラエル問題」というのしか出てこない。自分の中では、そんな事実は見つけられない。理解力とか洞察力がないのかもしれないけれど、別に理解しなくてもいいや、とも思う。賞もたくさん取っているのに、なんなんだろうこの映画、という感覚。
いろいろな人の感想を読んでみたけれど。唯一納得したのは「映画ツウぶりたい人向け映画」かな。